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円形脱毛症と漢方

円形脱毛症と漢方
とくに皮膚疾患や全身性の疾患もなく、痛みやかゆみもないのに、円形に毛が抜けることをいいます。頭髪がいちばん多いのですが、眉毛やひげ、陰毛、わき毛などにも脱毛が及ぶ場合があります。自律神経や一部の血管の機能異常、精神的ストレスなどが原因とされていますが、はっきりしたことはわかっていません。毛髪は血の余りのものと考え「血餘:けつよ」と考えられています。難治な病気ですが小さなものは漢方薬の治療でうまくいくことがあります。治療のポイントは、頭皮に血液をうまく循環させることです。

柴胡加竜骨牡蛎湯神経の高ぶり、精神不安が強いため、水分代謝が悪くなり、胸苦しさやイライラなどが起こり、眠れなくなります。竜骨・牡蛎は、腎の働きをととのえかつ沈静的に作用し胸や腹部の動悸を鎮めます。桂枝の興奮を引き下げる働きとともに神経の高ぶりを鎮め、イライラ・精神不安を取り除きます。柴胡で胸部の熱を冷まして胸苦しさを取ります。半夏・生姜・茯苓で水分代謝をよくします。大黄で大腸の熱を冷ますことによって眠れないという症状を緩和します。目安としては、胸脇苦満、動悸、便秘、手や足の裏に汗をかく、肩こり、上下の血圧が高いなどです。下痢をしている人は違います。精神的ストレスが強いことが原因の円形脱毛症に使用します。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)の詳細解説

防風通聖散脂っこい食事・甘いものの過剰摂取に加え、その代謝がうまく行われない為に便秘し、特に腹部に脂肪が蓄積しやすくなります。大黄・甘草・芒硝で、便通をよくしながら体内に蓄積している老廃物を排泄します。荊芥・当帰・防風で、血液の循環をよくし、解毒を行い脂質の代謝をよくします。肥満していて、便秘傾向でのぼせ、赤ら顔、肩こりなどの症状を持つ人で、食毒が原因と考えられる円形脱毛に使用します。胃熱をとりさることで、気血の運行をよくします。
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の詳細解説

逍遥散食べたものを消化吸収運搬する臓器である脾の働きが悪い為に肝血不足を起こし、肝の正常な活動が出来なくなって肝気がスムーズに流れないようになっておきる病態に使用します。柴胡が主薬で、肝気をスムーズに流し、少量の薄荷が発散の効能を強めます。当帰と芍薬は、肝血を補い肝の正常な活動を助けます。健脾の白朮・茯苓・甘草と温める生姜は、脾のはtらきを元気にし肝血の生成を促します。肝気を調整して脾に乗じないようにし、脾をすこやかにし肝に乗じられないように防止します。ストレスが原因で気血の流れが悪くなった円形脱毛症に使用します。冷えがあって、便秘したり下痢をしたりする人に使用します。
逍遥散(しょうようさん)の詳細解説

桂枝加竜骨牡蠣湯桂枝加竜骨牡蛎湯は元気や機能が衰えて末梢(特に脳)への栄養がうまくめぐらず、脳の機能が低下して不安感、不眠、動悸などの神経症状を現わす人に気血不足の調整をし、竜骨・牡蛎の鎮静作用により神経症状を緩解させる処方となっています。不眠や不安などがあり、気分がイライラして落ち着かない人に処方されます。極端に緊張しやすく、手やわきの下に汗をかくことが多い人に適しています。ストレスや血不足が心腎に影響を与え、のぼせ、寝付きが悪い、イライラするなどの精神症状を持っている人の円形脱毛症に使用します。
桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)の詳細解説

当帰芍薬散貧血・冷えの為、腎や膀胱付近の血液循環が悪くなりその働きが低下した為にむくみが生じます。当帰・川きゅうは血の冷えを温め造血をはかる働きを持っています。芍薬とともに血液の働きを増します。茯苓・白朮で冷えやむくみなどの原因となる体内の余分な水分を尿として流すことによりむくみを改善します。色白で体つきのほっそりした虚弱タイプで、手足の冷えや月経不順がある人に使用します。消化器の働きが弱くて血不足となり気血の運行が悪くなった円形脱毛症に使用します。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)の詳細解説

冠脉通塞丸活血祛瘀の桃仁・紅花・当帰・川芎・赤芍・牛膝で血瘀を除き、行気の柴胡・枳殻が活血を補助します。桔梗は上行で牛膝は下行に働き、効果を全身に効果を全身におよぼし、滋陰の生地黄と養血の当帰の配合により、祛瘀しても陰血を損傷せず、甘草は諸薬を調和します。血毒が原因と考えられる円形脱毛症に使用します。血の停滞である瘀血(オケツ)を改善しながら気血の流れを良くして頭皮まで血を循環させます。
冠脉通塞丸(かんみゃくつうそくがん)の詳細解説
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by mkkiri | 2013-03-23 09:33 | 脱毛