カテゴリ:子宮筋腫( 5 )

子宮筋腫と出血について

筋腫の治療と止血の関係

 子宮筋腫の治療で、治血化瘀薬や破血逐瘀薬を用いますが、月経時に用いると出血の恐れがあります。出血量が多い場合、慎重に用いるか、使用中止したばうがよいでしょう。子宮筋腫で月経過多を伴うとき、月経時に止血薬が必要になります。

子宮筋腫でなぜ出血するのか、それは、腫揚が血管を圧迫レそれによって血の流れが悪くなり、横から溢れ出血します。この出血は正常な経脈からの出血ではなく、「離経の血」という正常な経から離れた出血です。これは疋常な生理血でないため、止血せねばいけません。月経時においては、治療法を変える必要があります。止血しても瘀血が生じるようでは、筋腫を除く治療が無意味になりますので、止血しても瘀血にならない治療法が必要になります。

この代表的生薬が、田七人参や蒲黄です。単独では用いません。エキス剤で治療する場合気虚があれば療方昇陽顆粒と田七人参。血虚があれば、当帰芍薬散田七人参といった様に使用します。
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by mkkiri | 2012-08-31 10:23 | 子宮筋腫

痰湿

子宮筋腫・子宮内膜症の原因の一つに、痰湿があります。

痰湿は、脾や腎の機能が失調すると、津波の循環・排泄が上手く行えなくなり、余分な津波が、病理物質である痰湿を形成し、気血の巡りを阻害するようになります。痰湿が単独で子宮や卵巣内に停滞すると、「卵巣朧朧」や「卵管水腫」になり、気血が一緒に停滞すると筋腫・内膜症を伴います。

症状は、痰湿が下注するため、白色帯下、粘稠質、脾腎の陽気不足のため冷える様になります。


・治療原則  理気化痰・破瘀消癥

・方剤  平胃散二陳湯療方調血顆粒
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by mkkiri | 2012-08-30 09:56 | 子宮筋腫

血瘀

子宮筋腫・子宮内膜症の原因の一つに、血瘀があります。

津液の流れが悪くなるとと、痰湿になります。この痰と血が結びついてして、瘕となります

症状としては、触られたくない痛み、血行が悪い為に、顔色がどす黒く、皮膚につやがなくなります、瘀血のため、月経量が多くなるか経期が長くなります。血瘀や気滞で堅く移動しないしこりができる様になります。

治療原則
 破血消癥

方剤
冠脉通塞丸
 活血化瘀薬を分類すると養血和血薬・活血化瘀薬・破血逐瘀薬になります。

養血和血薬は、虚を補いながら血の停滞を散らす方法で、養血補血があり、活血作用は比較的緩和な薬物をいいます。生薬は当帰、川芎、赤芍、丹参、田七です。方剤は四物湯です。活血化瘀薬は、活血作用は養血和血薬に比べて強くなります。生薬は、桃仁、紅花、蒲黄、牛膝、益母草。方剤は療方調血顆粒冠脉通塞丸
などです。破血逐瘀薬は、活血作用は峻猛で破瘀の力も強い。生薬は三稜、我朮、水蛭、しや虫。方剤は大黄しや虫丸・十全育真湯などです。エキス剤では、三稜・莪朮を用いた宝宮泉があります。
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by mkkiri | 2012-08-29 10:50 | 子宮筋腫

気滞が原因

子宮筋腫・子宮内膜症の原因の一つに、気滞があります。

気滞が原因で、体内の津液と血が結びつき、癥瘕となります。気滞の原因を考えると、ストレス(内傷七情)が順に浮かびますが、原因は内傷七情だけでなく、外邪の感受、食生活の乱れ(食滞)、環境(六浮)など様々です。

気滞型の症状は、下腹部が膨らんだ状態、乳房の脹った痛み、堅くないしこり、しこりは、触ると移動します。

治療原則  行気導滞・破瘀消癥

方剤  逍遥散療方調血顆粒の併用
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by mkkiri | 2012-08-28 09:59 | 子宮筋腫

子宮筋腫・子宮内膜症について

子宮筋腫という病気は、肺と肝の共同作業がうまくいかなくなって、気滞・血瘀・疾湿等が発生し、そのため、気・血・津波の運行に障害が生じ、隅々まで巡ることができなくなることがきっかけです。そして、病理的産物といわれるこれら血瘀・疾湿等の停滞の状態が続くと、ますます気・血・津液の運行を障害して、それが子宮まで影響が及ぶと、子宮に 「瘀」が発生、時間の経過とともに「癥瘕(ちょうか)」に変化します。


中医学では、子宮筋腫・子宮内膜症のことをこの「癥瘕」と考え2つの病名は癥瘕の場所が異なることのちがいで、中医学的治療は同じであるとされています。


癥瘕とは腫瘤(しこり)の意味で、西洋医学でいうところの腫瘍のことです。癥と瘕は腫瘤という意味では共通ですが、癥と瘕では、微妙に腫瘤の内容が異なります。癥とは、硬く勤かない腫瘤を意味しているのに対して、瘕は押さえても触れることのない移動性の腫瘤のことをいいます。

この癥瘕についてですが、癥瘕を完全に取り去ることは、無理といわれています。しかし、癥瘕の完治はできなくても、ある程度小さくするように治療するごとに可能です。そうすれば閉経期が来る頃になると子宮が萎縮するので、それに伴い筋腫も一段と収縮し、症状も落ち着いてきます。 


実際、中医治療で子宮筋腫の有効率はきわめて高い(月経過多、不正出血、疼痛などの症状改善、筋腫の縮小)のですが、治癒率(筋腫の消滅)は低いとされています。中国でも治癒率は約5%~8%の範囲だそうです。 また、症状を分析すると、腫瘤の大きさが問題といわれ、小さいものは効果が高いが、乳児の頭大のような巨大な腫瘤は手術が望ましいとされています。効果が高く、腫瘤が消失するのは、卵大の大きさまでで、それ以上は投薬治療が無理と考えた方がよいと考えます。
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by mkkiri | 2012-08-27 11:35 | 子宮筋腫