カテゴリ:生活習慣病( 5 )

高脂血症と漢方

高脂血症と漢方
血液中の脂質の量が異常に多い状態です。脂質は血液中では、リポたんぱくというかたちで血清の水分中に溶けこんだ状態になっているため、高脂血症は、別名高リポたんぱく血症とも呼ばれます。 血液中には、コレステロール、リン脂質、中性脂肪(トリグリセライド)、遊離脂肪酸という4種類の血清脂質が存在します。4種類のうち、コレステロールが多い状態を高コレステロール血症、中性脂肪が多い状態を高トリグリセライド血症といいます。両方が多い場合もあります。これらの血清脂質は、食べ物から吸収されたり、肝臓で合成されたのち、血液にのって全身に運ばれ、利用されます。この過程のどこかで支障が生じると、血液中にコレステロールや中性脂肪がふえすぎて、からだに悪影響を及ぼします。中医学では脾胃の昇降バランスを調節し痰湿のさばきをおこないます。


大柴胡湯
左右の肋骨の下に抵抗・庄痛があって胃がつかえた感じがし、便秘しやすいタイプで、耳鳴り、肩こり、痔などがある人に適しています。肝機能が低下しているため、アレルゲン(原因となるもの)に対して抵抗力が弱くなり、更に体内の毒素が停滞するため、炎症や化膿及び便秘・耳鳴りなどの症状が起こります。柴胡は肝機能を高め解毒力を増す働きを持ちます。黄ごん・枳実で体内にこもった熱を冷まして炎症・化膿を鎮め、胃部のつかえや胸苦しさ・肩こり・耳鳴りなどの症状を緩和します。大黄で腸の熱を冷まし、便通をよくします。血色が良く、胃腸が丈夫な人向きの処方です。
大柴胡湯(だいさいことう)の詳細はナガエ薬局


柴胡加竜骨牡蛎湯
左右の肋骨の下に抵抗・圧痛があり、精神的に不安定で驚きやすく、イライラしがちといった場合に向いています。便秘がちな人に合う薬です。神経の高ぶり、精神不安が強いため、水分代謝が悪くなり、胸苦しさやイライラなどが起こり、眠れなくなります。竜骨・牡蛎は、腎の働きをととのえかつ沈静的に作用し胸や腹部の動悸を鎮めます。桂枝の興奮を引き下げる働きとともに神経の高ぶりを鎮め、イライラ・精神不安を取り除きます。柴胡で胸部の熱を冷まして胸苦しさを取ります。半夏・生姜・茯苓で水分代謝をよくします。大黄で大腸の熱を冷ますことによって眠れないという症状を緩和します。しばしば漢方の精神安定剤といわれます。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)の詳細はナガエ薬局


桃核承気湯
膀胱付近に熱が強いため、血の停滞を起こし血液循環が悪くなり、神経痛や腰痛・肩こりなどが起こります。また、熱のために便秘や神経興奮も起こり、いらいらなどの神経症状も起こります。桃仁・芒硝で血の熱を冷ますことにより、血の停滞をのぞき血液循環をよくします。甘草が働いて痛みや肩こり・冷えのぼせ・下腹部の抵抗圧痛を取り除きます。桂枝で神経興奮を静めていらいらなどの神経症状を緩和します。大黄で腸の熱を冷まし、便通をよくします。筋肉質でのぼせやすく、足腰が冷えて便秘がち、女性なら月経不順や子宮出血があるといった人に適した薬。この薬が合う人は、左の下腹部に触ると硬いものがあり、押すと痛みがあるはずです。
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)の詳細はナガエ薬局


防風通聖散
脂っこい食事・甘いものの過剰摂取に加え、その代謝がうまく行われない為に便秘し、特に腹部に脂肪が蓄積しやすくなります。大黄・甘草・芒硝で、便通をよくしながら体内に蓄積している老廃物を排泄します。荊芥・当帰・防風で、血液の循環をよくし、解毒を行い脂質の代謝をよくします。漢方のやせ薬といわれます。おなかに硬く脂肪のついた太鼓腹で赤ら顔、肩こりがあって、尿の量が少なく、常に便秘しているという「固太り」タイプ向きの薬です。
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の詳細はナガエ薬局


桂枝茯苓丸
血の熱の為に、血の停滞を起こし血液に循環が悪くなり、冷えのぼせの症状がでます。またもともとから血の循環が悪い人が、他の原因で血の停滞ができてしまい、なかなか治らずつらい症状が出ます。このような人によく使います。桃仁・牡丹皮は、血の熱を冷まして停滞している血の流れをよくします。桂枝・茯苓で皮膚表面の新陳代謝をよくし冷え・のぼせの症状を緩和します。血の停滞(療血)を取る駆瘀血剤の代表で、めまい、頭痛、肩こり、便秘などの症状を目安に、冷え、のぼせのある人に用いられます。女性向きの処方とされていますが、もちろん男性にも有効です。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)の詳細はナガエ薬局


当帰芍薬散
貧血・冷えの為、腎や膀胱付近の血液循環が悪くなりその働きが低下した為にむくみが生じます。当帰・川きゅうは血の冷えを温め造血をはかる働きを持っています。芍薬とともに血液の働きを増します。茯苓・白朮で冷えやむくみなどの原因となる体内の余分な水分を尿として流すことによりむくみを改善します。色白で貧血気味、動悸、立ちくらみが起こりやすく、足腰が冷えてむくみがあるといったタイプに用いられます。女性向きの処方で、この薬が合う人は月経が遅れがちの傾向があります。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)の詳細はナガエ薬局


防已黄耆湯
からだの皮膚表面の働きが悪いため水分代謝がうまく行われず、体内の水分が停滞しそれがむくみとして現れたり関節に停滞したりします。防已・黄耆は皮膚表面に停滞している水分を取り除き皮膚表面の働きを助けます。生姜で消化器に停滞している水分を温め動きやすくします。白朮・甘草で消化器に滞った水を尿として流すことにより、水分代謝を改善し関節に水が集まるのを防ぎます。色白でぽっちゃりし、汗をかきやすい一方、尿の圭は少なくて下半身がむくみやすい“水太り”体質の人に向く薬です。ひざの関節に水がたまったり痛みが生じたりしがちなのも適応症です。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)の詳細はナガエ薬局
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by mkkiri | 2013-06-02 00:00 | 生活習慣病

高血圧と漢方

高血圧と漢方
血液は勢いをもって血管内を流れています。血液が流れるさい、血管にかかる圧力が血圧です。血液を全身に送り出すためには、心臓に一定の力(拍出力)が必要です。血圧は、心臓が1分間に送り出す血液の量(拍出量)、全身の末梢動脈における血液が流れにくいなどの条件(末梢血管抵抗)、大動脈の弾力、年齢や体格などに左右されています。血圧の調節は、主に自律神経と腎臓によってなされています。WHO(世界保健機関)による世界共通の定義では、収縮期血圧(最大血圧、最高血圧)が140mmHg未満、拡張期血圧(最小血圧、最低血圧)が90mmHg未満を正常血圧としています。収縮期血圧が160mmHg以上、または拡張期血圧が95mmHg以上が高血圧で、正常血圧と高血圧の中間が境界域高血圧です。中医学では、気血津液のバランスをとりながら陰陽の調節をしていきます。高血圧による随伴症の改善を行います。


黄連解毒湯
のぼせぎみでイライラがある人の高血圧症に向いています。めまい、耳鳴り、動悸、不眠、赤ら顔で鼻血が出やすいと言った症状もこの処方の使用目安になります。体内の熱が強い為、血液に熱を持ち血管が充血し炎症を起こしやすくなっていて、のぼせや胃部のつかえなどが起こります。また、熱のため強い神経興奮も生じ、めまい・たちくらみなども起こります。黄連・黄ごん・黄柏・山梔子で体内の熱を冷まし充血・炎症を鎮め、みぞおちあたりのつかえやのぼせを取り除きます。山梔子は特に神経興奮を静める働きを持ち、精神不安・イライラを鎮めめまいたちくらみなどの症状を緩和します。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)の詳細はナガエ薬局


三黄瀉心湯
のばせ気味でイライラがある人に向く点は、黄連解毒湯と同じです。ただし、みぞおちのところが固くなっており、そこを押すと痛みがあり、便秘するというのが、この漢方薬を用するポイントになります。体内の熱が強い為、血液に熱を持ちその為に大腸の水分が少なくなって便の出が悪くなります。それとともに自律神経が不安定になり不眠になります。黄連・黄ごんは体内の熱を冷まし、みぞおちあたりのつかえや充血・炎症を静めます。大黄で便通をよくして自律神経の興奮を静め眠れないという症状を緩和します。
三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)の詳細はナガエ薬局


柴胡加竜骨牡蛎湯
胸脇苦満と言って、肋骨のいちばん下の部分を指で下から押すと抵抗感と痛みがあり、頭痛、便秘傾向がある人で、特に不眠、不安感、イライラなどの神経症状がある場合に使われます。神経の高ぶり、精神不安が強いため、水分代謝が悪くなり、胸苦しさやイライラなどが起こり、眠れなくなります。竜骨・牡蛎は、腎の働きをととのえかつ沈静的に作用し胸や腹部の動悸を鎮めます。桂枝の興奮を引き下げる働きとともに神経の高ぶりを鎮め、イライラ・精神不安を取り除きます。柴胡で胸部の熱を冷まして胸苦しさを取ります。半夏・生姜・茯苓で水分代謝をよくします。大黄で大腸の熱を冷ますことによって眠れないという症状を緩和します。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)の詳細はナガエ薬局


大柴胡湯
胸脇苦満と言って、肋骨のいちばん下の部分を指で下から押すと抵抗感と痛みがあり、頭痛、便秘傾向のある人で、神経症状のない場合に使われます。上腹部に張りがあることも、この漢方薬を選ぶ目安になります。肝機能が低下しているため、アレルゲン(原因となるもの)に対して抵抗力が弱くなり、更に体内の毒素が停滞するため、炎症や化膿及び便秘・耳鳴りなどの症状が起こります。柴胡は肝機能を高め解毒力を増す働きを持ちます。黄ごん・枳実で体内にこもった熱を冷まして炎症・化膿を鎮め、胃部のつかえや胸苦しさ・肩こり・耳鳴りなどの症状を緩和します。大黄で腸の熱を冷まし、便通をよくします。
大柴胡湯(だいさいことう)の詳細はナガエ薬局


防風通聖散
肥満している人で、特に太鼓腹であることが、この漢方薬を選ぶポイントになります。頭痛、肩こり、のぼせ、便秘などがある場合に使われます。脂っこい食事・甘いものの過剰摂取に加え、その代謝がうまく行われない為に便秘し、特に腹部に脂肪が蓄積しやすくなります。大黄・甘草・芒硝で、便通をよくしながら体内に蓄積している老廃物を排泄します。荊芥・当帰・防風で、血液の循環をよくし、解毒を行い脂質の代謝をよくします。
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の詳細はナガエ薬局


七物降下湯
顔色がわるい・皮膚につやがない・四肢のしびれ感・筋肉のひきつりなどの血不足の症候と、のぼせ・ほてり・めまい・ふらつき・手足のふるえ・耳鳴などの症候をもなうものに使用します。高血圧に伴う随伴症状である、のぼせ、肩こり、耳なり、頭重に良く用います。当帰・芍薬・地黄・川芎は、体に栄養を与え釣藤鈎は、鎮痙、鎮静作用、軽い血圧降下作用があります。腎臓病があり、最低血圧の高い人に適しています。頭痛、息切れ、顔色が悪い、疲れやすい、といった症状が、この漢方薬を選ふ目安になります。
七物降下湯(しちもつこうかとう)の詳細はナガエ薬局


釣藤散
神経質で、のぼせ症の人が高血圧の傾向や動脈硬化のために、後頚部から天頂にかけておこす頭痛で、耳鳴り、めまい、肩こり等の神経症状をともなうことが多くみられます。またこの頭痛は、あまり激しいものではなく、頭重に近い事が多く、目がさめた時から午前中におこり、起きて動いているといつの間にか忘れてしまうというような症状も比較的多くあります。釣藤鈎、菊花は、鎮静・降庄作用があり時に目の充血 頭痛をやわらげます。朝から午前中にかけて頭痛や頭重が起きやすく、気分が沈む、物忘れしやすい、めまいなどの症状がある人に向いています。
釣藤散(ちょうとうさん)の詳細はナガエ薬局


八味地黄丸
腎・膀胱の働きがよわまって、水分代謝が悪くなり冷えや排尿異常が出てきます。さらに血液の循環も悪い為に脱力感・皮膚の乾燥・咽の渇きがあります。山茱萸(サンシュユ)は、腎・膀胱の働きを良くします。山薬で排尿異常をととのえ腰から下を温めます。地黄・牡丹皮は、血液の循環を良くします。茯苓・沢瀉は、水分代謝を整えのどの渇きを止めます。附子・桂皮で、体を温め冷えを改善します。胃は特こ弱くないが、足腰が弱くて疲れやす夜間にしばしば排尿する中年以降の人に向いています。
八味地黄丸(はちみじおうがん)の詳細はナガエ薬局
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by mkkiri | 2013-05-28 12:46 | 生活習慣病

健康診断を受けましょう

健康診断を受けると、日本人の約3人に1人は、数値になんらかの異常が見つかるといわれています。

がん、心臓病、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病も、初期段階ではあまり自覚症状があらわれません。

生活習慣病は自覚が出るところまで進むと、種類によっては、生活習慣の改善や治療で健康な体に戻す事が困難になってしまいます。

早期発見・早期治療のためにも、体のことをきちんと把握しておきたいものです。会社員や学生であれば、おのずと健康診断を受けることができますが、自営業の方や専業主婦はなかなか受ける機会にめぐまれません。

お住まいの自治体が、企業に属さない人のために年に一度、無料で健康診断を実施している場合もありますので、役所などに問い合わせてみてはいかがでしょう。

私も近いうちに、癌検診に行ってきます。
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by mkkiri | 2012-06-28 12:54 | 生活習慣病

三大生活習慣病

三大生活習慣病とは
日本は平均寿命約80歳という世界有数の長寿国!しかし誰もが健康的な長寿をまっとうできている訳ではありません。日本人の約6割が「がん」「心臓病」「脳卒中」で亡くなっています。この生活習慣病を指して三大生活習慣病と呼びます。

よく聞く病名ばかりですが、どんな原因からくる病気なのかを知って、生活習慣の改善と予防に努めましょう。

がん
悪性新生物 がんの原因については、さまざまな説が考えられている。DNA異常、細胞分裂異常、免疫機能の低下などの他に、運動不足により血液循環が悪化しカラダの中で酸素不足で起きるためとも考えられている。

心臓病
虚血性心疾患狭心症と心筋こうそくが主な病気。心臓そのものに栄養・酸素を送る冠状動脈がふさがり、酸素不足となり起こる。喫煙や食生活の乱れ・運動不足・ストレスなどによって血管が硬化しふさがりやすくなったところに、更に無理がかかると心臓を劇痛が襲うことととなる。

脳卒中
脳血管疾患 脳に血液を送る動脈が詰まる・破裂するなどにより脳細胞の死滅が起こる。血管を詰まらせる食生活や、たばこ・ストレス・運動不足などによる高血圧が危険!
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by mkkiri | 2012-06-18 09:25 | 生活習慣病

生活習慣病を 予防しましょう

心臓病や脳卒中、がんなどの病気は、年齢が進むとともに発症・進行すると考えられていた為、『成人病』とよl抑ていました。しかし、これらの病気の発症には食生活や飲酒、喫煙、運動量、休養など、個人の生活習慣が大きく関わっていることが明らかになったのです。

平成8年12月、当時の厚生省「公衆衛生審議会」が、『生活習慣が病気の一因となる生活習慣病』という概念を新たに導入しました。生活習慣病の要因を知り、早い段階から生活習慣の見直しを心がければ、予防することができます。体調をくずしてからでなく、発症を未然に防ぐことを目標に、今まで見過ごしていた悪い生活習慣を改善していきましょう。

生活習慣病と漢方薬の詳細は家庭の中医学を参考にしてください。


中性脂肪と防風通聖散
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by mkkiri | 2012-06-14 09:30 | 生活習慣病