薬効がきわめて高く、その姿が人の形に似ていることから、古来からさまざまな伝説が生まれていることでも知られています。
人参は中国では紀元前から不老長寿、万痛の薬として崇められ利用されていました。 中国で最も古い薬物書である「神農本草経」には、生薬や食物の中で最も高貴とされる「上薬」(命を養い、不老延命、長期に服用しても無害なもの) に分類されています。 こうした古来の書物や長い間の経験から、人参の薬効は「人参七効」としてまとめられ、現在に伝えられています。 食欲が増し、元気が出てきます。 人参の多彩な薬効の中で、疲れです。 漢方では、疲れや元気不足のことを気虚といいます。 気虚になると、さまざまな臓器の状態が衰えます。そのため食欲が衰えて疲れやすくなり、顔色が青白い、めまい、軟便・下痢気味、声が弱々しい…など〝元気不足″の症状が現われるようになります。 疲れは気虚の一つです。 人参は、失われたエネルギーの不足を解消し、疲れを癒します。食欲が増し、身体の元気が整ってきます。 人参の薬効についての研究も盛んに行われ、その作用も解明されつつありますが、最近では人参に対する人気が高まっています。 ①補記救脱(ほききゅうだつ)・・・・・・元気を増し、だるさを改善する。 ②益血復脈(えっけつふくみゃく)・・・・増血し、脈を正常にする。 ③養心安神(ようしんあんしん)・・・・・鎮静作用。 ④生津止渇(しょうしんしかつ)・・・・・身体に潤いを与え、口渇等を治す。 ⑤補肺定喘(ほはいていぜん)・・・・・・肺を強め、せきを止める。 ⑥健脾止瀉(けんぴししゃ)・・・・・・・胃腸を健全にし、不痢を止める。 ⑦托毒合瘡(たくどくごうそう)・・・・・身体を解毒し、湿疹等を改善する。
by mkkiri
| 2014-01-06 15:36
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