拒食症と漢方
拒食症は、摂食障害のひとつで、心因性の病気です。「太りたくない」「やせたい」という目的のために行った自己流の食事制 限や、さまざまなストレスによる食欲不振がエスカレートして、食事を取れなくなってしまう病気です。中医学では、脾胃を調節します。 柴胡桂枝湯 心配事や緊張・ストレスなどにより胃に負担がかかり、そのため胃における血液の循環が悪くなり、そこに熱を持ち、みぞおちあたりのつかえや痛みなどのさまざまな症状が現れます。胸脇苦満と言って肋骨の下を圧すと抵抗や圧痛のある人に使用する代表処方です。ストレスでダメージを受けた体を回復し拒食症を改善していきます。桂枝・半夏で神経の緊張を鎮めます。柴胡は肝機能を高め解毒力を増す働きを持ちます。柴胡・黄ごんで体内にこもった熱を冷まして炎症・化膿を鎮め、胸苦しさを取り除きます。半夏・生姜で吐き気を鎮めます。人参・甘草・大棗で胃腸の働きを高め、食欲を増すことによって体力を付け抵抗力を高めます。芍薬で痛みを緩和します。 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)のご購入はナガエ薬局 逍遥散 もともと消化器が弱い人がストレスを強く受け、肝脾を傷つけた状態に使用する処方です。気血の巡りを良くし精神を安定させる処方です。食べたものを消化吸収運搬する臓器である脾の働きが悪い為に肝血不足を起こし、肝の正常な活動が出来なくなって肝気がスムーズに流れないようになっておきる病態に使用します。柴胡が主薬で、肝気をスムーズに流し、少量の薄荷が発散の効能を強めます。当帰と芍薬は、肝血を補い肝の正常な活動を助けます。健脾の白朮・茯苓・甘草と温める生姜は、脾のはたらきを元気にし肝血の生成を促します。肝気を調整して脾に乗じないようにし、脾をすこやかにし肝に乗じられないように防止します。 逍遥散(しょうようさん)のご購入はナガエ薬局 小建中湯 胃腸の働きが悪い為に、血液の循環が悪くなり疲れやすく栄養の吸収がうまくいかなくなります。その為、諸器官の働きも低下し全身的な虚弱体質となっています。その為に、排尿の調節ができにくくなります。芍薬・大棗・甘草で、血液の循環をよくします。生姜で、胃腸を温め働きをよくし疲れや腹痛などの症状を取り除き、胃腸を丈夫にすることによって、排尿の調節をよくしていきます。 顔色が悪くて疲れやすく、しばしば動惇、腹痛の起こる人の体質を改善する薬です。冷えによる腹痛に悩まされることが多く、食欲が戻っても、食べた分だけ太れないという場合に適しています。鼻血が出やすいのも、この薬を選ぶ目安になります。 小建中湯(しょうけんちゅうとう)のご購入はナガエ薬局 六君子湯 胃に冷えがあるため胃腸の働きが悪くなり、水分代謝が悪くなっているために疲れやすい・軟便傾向・みぞおちあたりがつかえるなどの症状が起こります。人参・白朮・茯苓・甘草で胃を温め弱った胃腸の活動力を高めます。陳皮・人参はみぞおちのあたりのつかえを取り去ります。半夏・白朮・茯苓で胃腸内に停滞している水分を尿として流すことによって、水分代謝をよくしながら症状を緩和します。拒食症で気力がなえ、栄養状態の不良から肌荒れ、小じわなどが生じているような人に合います。消化機能の低下した人の食欲を回復し、体力を付けてくれます。抜け毛の多い人、貧血気味の人にも適しています。 六君子湯(りっくんしとう)のご購入はナガエ薬局
by mkkiri
| 2013-04-13 09:00
| 胃腸薬
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