療方調血顆粒は、瘀血を伴う産婦人科諸疾患に広く用いられています。もちろん原典である『金匿要略』の記載が、この領域の使用法を指示していることが大いに関係しているとはいえ、療方調血顆粒の適応する領域は、はるかに広いものがあります。
1。産婦人科疾患 療方調血顆粒はこの領域の疾患に多用されています。 生理不順にしばしば用いられ、続発性無月経のうち排卵障害によるもので、瘀血を認めるものに療方調血顆粒の適応があります。報告例は多く、その診断根拠はやはり腹証が多く月経困難症に関しても、その原因の如何にかかわらず、証が合致すれば使用できます。 筋腫の治療は、その大きさと発生部位によりますが、大きさが4~5cm以下の場合が、漢方治療での可能な範囲と考えられています。ししかし、子宮筋腫のサイズが縮小することより、付随する症状の軽減は大きく期待できます。大きくなればなるほど、漢方治療だけでは困難で、手術療法と術後の漢方療法をおすすめします。私の臨床経験では、筋腫が大きくならいという経験はたくさんあっても小さくなったという経験はありません。その他、療方調血顆粒は、骨盤内うっ血症候群、不妊症、更年期障害など、瘀血の症候を目標として広い適応があります。
by mkkiri
| 2012-09-11 12:08
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