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子宮筋腫・子宮内膜症について

子宮筋腫という病気は、肺と肝の共同作業がうまくいかなくなって、気滞・血瘀・疾湿等が発生し、そのため、気・血・津波の運行に障害が生じ、隅々まで巡ることができなくなることがきっかけです。そして、病理的産物といわれるこれら血瘀・疾湿等の停滞の状態が続くと、ますます気・血・津液の運行を障害して、それが子宮まで影響が及ぶと、子宮に 「瘀」が発生、時間の経過とともに「癥瘕(ちょうか)」に変化します。


中医学では、子宮筋腫・子宮内膜症のことをこの「癥瘕」と考え2つの病名は癥瘕の場所が異なることのちがいで、中医学的治療は同じであるとされています。


癥瘕とは腫瘤(しこり)の意味で、西洋医学でいうところの腫瘍のことです。癥と瘕は腫瘤という意味では共通ですが、癥と瘕では、微妙に腫瘤の内容が異なります。癥とは、硬く勤かない腫瘤を意味しているのに対して、瘕は押さえても触れることのない移動性の腫瘤のことをいいます。

この癥瘕についてですが、癥瘕を完全に取り去ることは、無理といわれています。しかし、癥瘕の完治はできなくても、ある程度小さくするように治療するごとに可能です。そうすれば閉経期が来る頃になると子宮が萎縮するので、それに伴い筋腫も一段と収縮し、症状も落ち着いてきます。 


実際、中医治療で子宮筋腫の有効率はきわめて高い(月経過多、不正出血、疼痛などの症状改善、筋腫の縮小)のですが、治癒率(筋腫の消滅)は低いとされています。中国でも治癒率は約5%~8%の範囲だそうです。 また、症状を分析すると、腫瘤の大きさが問題といわれ、小さいものは効果が高いが、乳児の頭大のような巨大な腫瘤は手術が望ましいとされています。効果が高く、腫瘤が消失するのは、卵大の大きさまでで、それ以上は投薬治療が無理と考えた方がよいと考えます。
by mkkiri | 2012-08-27 11:35 | 子宮筋腫
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