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臓腑はカバーしあう

五臓は、生まれたときから、弱い臓腑があると、他臓がこれをカバーします。
例として、生まれつき腎が弱いと末梢の血流が十分に流れず体が冷えます。体は血を末梢まで送ろうとして、心をさらに働かせ、心に負担をかけます。また、脾は、体を温めようとして、働きすぎて機能が衰えます。
五臓は。独立した働きをもちながら、同時に体という生体部分を構成しています。相生・相克関係を通じてかばいあったり、反発しあったりしています。

体が冷え情緒不安があり寝汗をかく心腎不交では、桂枝加竜骨牡蠣湯をよく使用します。

病気の状態が腎まで及んでいた場合は、八味地黄丸扶陽理中顆粒桂枝加竜骨牡蠣湯の併用を使用します。

この二つは臨床上とても多い症例で、寝汗の治療にはよく使用します。
by mkkiri | 2012-05-19 09:43 | 漢方薬
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